私は飲み物がとても好きです。家での仕事になると大体コーヒーか紅茶を飲んでいます。一番好きなのは紅茶。そして次に好きなのがコーヒー。
先日帰省した際に、大学の友人からお土産でこんなのをいただきました♪
このコーヒーを見てうちの子供たちが、「なにこれ〜?」と。子どもにはあげないよ、と言いながらふと、子供の場合カフェインってどれくらい大丈夫なんだろう?と。今日はそのお話。
カフェインって?
カフェインとは、コーヒー豆、茶葉、カカオ豆、ガラナなどに天然に含まれる食品成分のひとつです。覚醒作用や解熱鎮痛作用があるため、その作用を利用して眠気、倦怠感、頭痛に対する効果がある医薬品としても使用されています。
カフェインを含む飲み物
カフェインといえばコーヒーや緑茶が思い浮かぶと思います。ではこれらを1杯飲んだ時、実際にどれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?
もちろん抽出方法などによって若干の差異があるので、あくまで参考数値となりますが以下のとおりです。
飲み物 | 1杯(150mg)飲んだ時のカフェイン |
コーヒー | 90mg |
紅茶 | 45mg |
煎茶 | 30mg |
抹茶 | 64mg |
玉露 | 96mg |
コーラ | 12mg |
こうしてみると、やはりコーヒーのカフェイン含有量って多いのですが、玉露のほうが更におおいことがわかりますね。
では1日に摂取していいカフェイン量って一体どれくらいなんでしょうか?
1日の摂取量の目安
1日の摂取許容量は、世界的に見ても明記している国はありません。しかし、妊婦やお子さんの場合上限量の目安を設けている国がいくつかあるため、そちらを参考にすると良いでしょう。
まず健常の成人の場合は、体重換算で行くと体重1kgにつき 5.7mg以内/日としている国があります。体重50kgなら、285mg以内/日、体重70kgなら、400mg以内/日がひとつの目安となるでしょう
妊婦さんの場合、英国では1日200mgを上限とするよう推奨しています。そうなるとコーヒーも2杯程度までなら大丈夫ということでしょうね。
お子さんの場合は、体重ごとに検討することが良いとされています。カナダでは子供のカフェイン摂取量の上限を体重1kgあたり2.5mg/日以内と定めています。つまり体重20kgのお子さんなら、50mg以内/日ですし、30kgのお子さんならば、75mg以内/日ということになります。
だいたいの摂取量の上限がおわかりいただけたでしょうか?
カフェインのない飲み物
いろいろな飲み物にカフェインが含まれているのですが、逆にカフェインが含まれていない飲み物にはなにがあるのでしょうか?
麦茶やルイボス茶は有名でしょうか?これ以外にも黒豆茶やそば茶、ごぼう茶などもカフェインがありません。
また、最近は「デカフェ」という商品も多く売っています。コーヒーでもたまにありますが、カフェイン成分がないor極端に少ない商品が増えました。某有名コーヒーショップでも、デカフェ対応の商品が多くなってきました。香りや味はもちろん素晴らしのですが、これでカフェインを除くことができるなんて凄いですよね。
いろいろな飲み物がありますが、どれも飲みすぎではいけません。自分にとって適切な量を飲むようにしていきましょうね。
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
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