【びぃどろ日記】赤江さんの発信

今日のニュースで、フリーアナウンサーの赤江珠緒さんが新型コロナウイルスに罹患したとの報道がありました。

今日はその話。

感染までの経緯

赤江さんはご主人と2歳の娘さんの3人家族。ご主人が先週末に体調を崩され、PCR検査にて陽性。その結果を受けて、赤江さんと娘さんが検査を受けることになり、今日結果が出たとのことです。

ご主人が陽性、赤江さん自身も陽性。しかし濃厚接触の2歳の娘さんが陰性。

この場合、娘さんはどうなるんでしょうか?

赤江さんの手紙

まだ赤江さん自身の検査結果が出ていなかったとき、赤江さんがメインパーソナリティを務めるラジオに、現状報告の手紙を送っており、その内容が放送されました。

その内容がとても参考になったので、覚書としてここに

赤江さんの手紙

家族1人が罹っても全員家を出られないケースが誰の身にも突然やってくるかもしれません。

事前にできる準備としては
① 2週間分の隔離生活の用意をスーツケースなどにある程度まとめておく。発熱してからだと慌てます。その中で意外と忘れがちな入院グッズは、サンダル、シャンプー、リンス、洗顔料、ドライヤー、冷却できるものなどもあればおすすめとの事です。夫は上記のものをすべて忘れていたので、Amazonで取り寄せたそうです。

② もっと事前に出来る事としては、家を少しでも片付けてできるだけスペースを作っておくこともおすすめします。自宅での対応には限界がありますが、家庭内の動線が分かりやすくなりますし、消毒していく箇所も多少片付いているとやりやすいです。あと、何より体調に異変がない家族の運動スペースにもなるかなと思います。

③ 玄関前に食品など必要なものを届けてくれる存在の確認。ネットを駆使して出前できるお店のチェックをしたり、友人、近所付き合いの声かけも必要かと思います。私の実際、全く出られないので、マネージャーや友人にドアノブの前においていってもらう有難い笠地蔵方式をとっています。

④ それと同時に他のケガや病気になっても簡単に出られないので置き薬。もうされているかもしれませんが持病のある方は、処方箋を事前に発行してもらって、他の人に頼める状態にするのも必要だなぁと思いました。それでも万が一のケガの時の専用救急車も拡充されているのだろうか、、、なんて事を考えました。

⑤ そして我が家の場合は親が共倒れになった場合の子供の面倒は誰がみるのかという問題があります。共に陽性だった場合、母子共に同室だそうですが40℃近い熱の上がり下がりの中で、オムツを換えたり具合が悪くなく遊びまわりたい、まだ、病気の事など理解できない子供と同室で、果たして療養できるのだろうか。これに関しては、情報もなくまだ解決策も思いついていません。夫と私の発症のピークがせめてずれる事を願うばかりです。

⑥ そして病と戦う上でもう一点気になっているのは、PCR検査で陰性、回復の状況がしっかり確認されれば、今度はその人が社会に戻って社会を回していけるというような世間の理解がどの程度あるだろうかという点です。ウイルスを警戒してきちんと恐れて感染者を増やさない事と同時に、このウイルスとある程度共存していく社会の理性が育まれなければ、この病との戦いはますます厳しくなってしまう気がしてなりません。コロナを忌み嫌うあまり、この病の本来の致死力以上の怖さを、この病に与えてしまってはいけないのでは、、、そんな事を考えました。

引用元

この手紙から、果たして我が家ではなにを用意したらいいんだろう?と考えました

うちで必要なこと

うちは、夫が最も罹患する可能性が高い職業です。逆を言うと、夫がかかりやすい医療の最前線にいることからも、私達他の家族は絶対に罹患しないぞという強い意志で生活をしています。

玄関前の清潔不潔スペースを設けたり、外出の時間や場所への配慮も比較的神経質にしています。子どもたちは可哀想ではありますが、集団生活も控えています。

さて、この状況ですから主人が罹患した場合、私達家族が陽性であれ、陰性であれ、自宅から出ない、という生活となります。

今できることを考えてみました。

内服薬

まずこれが一番大事。内服薬。私は常用薬が有り、これを全く飲まないと命に関わるので、流石に必要です。今月上旬に受診を済ませており90日分を処方してもらったので大丈夫。万が一の時は半量摂取でも大丈夫なので、半量ずつ摂取し180日もたせる作戦もできなくはない。また、主治医は遠いですが近医に処方してもらうこともできるので、最悪それもいいな。

入院グッズ

入院経験があまりないので、入院グッズを念の為用意したほうがいいなと感じました。一式準備しておけば、いいですね。

隔離スペース

我が家は2階建て。2階にもトイレがあるので、寝室を1階と2階に分けて、隔離は2階、接触者を1階として使えばいいな。となると、2階のスペースの活用方法とかお風呂までの動線を考えておこう。

子供グッズ

子供の年齢によりますが、おむつなどがいる年齢なら、1袋くらいはストックが必要かもしれませんね。それか、パッケージを残しておくとか?そうすれば友人などに「これ買ってきて」といえるかもしれません。

生活用品で2週間以内に切れそうなものをよく見直しておこう。買いだめる必要はないから2〜3週間程度必要な生活用品を整えないとな。

近所の人との関係

幸い私は田舎暮らしですし、近所付き合いも有る方です。友人も多くいるので、「◯◯買ってきてほしい」と言えば動いてくれるような友人もたくさんいます。ありがたい。こういうときに助け合える人がいるかいないかって、大きく違うなとおもいました。

備える。恐れない。

私の現在の働き方から考えても、あまり恐れてはおらず、冷静に行動ができる方だと思います。だからこそ、今のうちに準備できること。

そして感染確率の高い医療職である主人が罹患したときに、冷静に正しい行動がとれることが望まれると思います。

赤江さんの手紙の中で印象的だったこと

もちろん「罹らない」ことがベストですが、その一番の目標の下に「罹った場合、なるべく体力的にも精神的にも軽めに治す」という二番目の目標を掲げる時期のように感じています。

【追記あり】「たまむすび」リスナーの皆様へ ~赤江珠緒さんからのお手紙(全文)

そう、感染することはあるいみ仕方がない時期がきています。だからこそ罹患者にとって「精神的」に軽めに治せることが大切な気がします。

それができるよう、病気についてを受け止める。そう有りたいと感じた、この手紙。みなさんもいちど、冷静にどう行動するかを見つめてみませんか?

【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。