昨日は契約施設の新入職員研修で、講師を担当しました。
新入職員研修って?
こちらの施設は重症心身障害者施設であることから、嚥下障害を抱えている利用者さんが多く通っています。彼らへの食事介助にはとても配慮が必要です。そのため、新しい方が入職されたらすぐに研修を行うのですが、そのプログラムの中に「食事介助」についての研修があります。
そして私はコチラの施設の食事全般のセミナーを担当しています。
今回お話しをしたのは、新規入職の方と入職後の半年研修の方です。
テーマは?
基本的にテーマは毎回同じなのですが、対象とする方が看護師なのか、保育士なのか、介護士なのかによって内容を少し変えます。あとは前職がどういった施設だったのかも確認をします。そのうえでどういった内容が一番重要かを検討して、その時に応じた内容を研修するというかたちです。
今回は摂食嚥下に関する基礎を中心としました。
解剖の細かいことは時間の関係上省きますが、小児と成人の違いなどを説明し、注意すべき点や、この施設の食事形態の特徴などを説明しています。
嚥下のメカニズムをもう少しわかりやすく解説できる動画とか作らないとだなぁ・・・と改めて痛感し、毎回研修後は反省会(一人でw)
こういうものも微調整繰り返しながら少しずつ自分のできる研修の質も上げていかないといけませんね。
さて、また頑張ります。
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
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