さて今日はクリスマス。なんとなくクリスマスより、イブの方が本番っぽいのはなんででしょうか?よくわかりませんが、今日は育児についてのお話です。
サンタさん、いつまできた?
サンタさんいる?いない?
そんな話が、ご家庭でも囁かれる日。ちなみに我が家はきます。はい、きました。
さて、私は兄がいるのですが、幼少の頃に兄がサンタを見たんですね。夜に目を開けたら、赤い長袖のサンタさんの手が見えて、枕元にプレゼントを置いたと。それを聞いて私も大興奮!「やっぱりサンタさんはいるんだ・・・」と目を輝かせました。
意外とロマンチストだった私は、小学校6年生までそんな調子で信じ込んでいました。6年生の時に友人から「え?親だよ?知らないの!?ってか、まだ信じてんの〜???」と笑われた記憶があります。Yちゃんめ・・・。そんなわけで我が家にサンタさんがきたのは小学校6年生まででした。
兄は3歳年上なので、すでに中学3年生。一生懸命私が信じるように、黙っていてくれたんですね。優しい兄です。
私も親になり、そういう良いイメージがあったので、自分の子供達にはしっかりとサンタさんを信じ続けられるようにしようと考えたりしています。
うちには来ないよ?
さて、うちには来ないよ?ということをおっしゃる方もいますよね。実際、クリスマスイブに枕元にプレゼントをおいたりする習慣って、無い家も結構あるんでしょうか?
私が訪問リハをしていた頃に回っていたご家庭でも、サンタさんは来ないおうちもありましたし、盛大にするご家庭もありました。それぞれの楽しみ方でいいと思っていますけどね。
ただここでちょっと気になること
「うちにはなんで来ないの?」なんて質問をされた時です。
サンタさんの正体
まぁサンタさんの正体ってなんなんでしょうね。一般的には「両親」って答えになってしまうのかもしれませんが、でもサンタさんっているじゃ無いですか?資格もありますしね。
となると何が本物なのかなぁ?なんて思うんです。
でも遠くの国に、本物のサンタさんがいるのは事実で。そこから両親がサンタさんなのもまた事実。
やっぱりサンタさんって「子供を愛してくれる人」ってことなんでしょうか?
僕の家にはサンタは来ないって言われたら?
さて、ちょっと先日知人から質問されたことがあります。
小さい子から「僕の家にはサンタさん来ない。なんで?」って言われたらなんていえばいい?というもの。
私も別に育児のプロでもないし(プロってものがあるのか知らないですがww)、正解はよくわかりませんが、あくまで私ならこう言うなぁと思ったことについて書こうと思います。
サンタは何をする人?
まず勘違いしちゃいけないのが、おもちゃくれる人がサンタじゃないってこと。それならサンタは玩具屋さんになっちゃう。そうじゃない。
あくまで、その子を愛している誰かが、1年間元気に生きてくれてありがとうって想いを届ける。その想いがおもちゃだったりするわけで、ものはなんでもいいんじゃないかな?と思う。
うちのサンタもなるべく子供が欲しがるものを用意してくれるけど、それは「言われたものをあげる」のではなくて「1年元気でいてくれた感謝を込めているんだ」と言うこと。
子供が生まれるって奇跡で、そして元気に生きるって本当に奇跡。
だから今年もありがとうって渡す。ただそれだけだと思うんですね。
だからもし、「うちにはサンタが来ない」と言う子がいたらこう言う。
なーんて答えるかな?と返事をしました。
これがいい返事なのかどうかはわかりませんが、なんとなく、大人が子供に夢を見せることって大切だと思っていて、それを壊さずに、愛をしっかり伝えてあげたいな、と思うのです。
私は自分が長いことサンタさんを信じさせてもらってよかったなと思っているんですね。夢があるのは良いことだと思っているので。
こう言う経験を積み重ねて、愛を感じて、子供たちには成長してほしい。そんなことを思うクリスマスでした。
みなさん、メリークリスマス
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
おもちゃをくれる人がサンタなわけじゃないんだよ。あなたを愛してくれて、あなたが今年またクリスマスを無事に過ごしてくれたことに感謝しているひとみんながサンタなんだよ。それは誰なのかはわからない。もしかしたらあなたにとってのサンタはご両親かもしれない。もしかしたら私があなたのサンタなのかもしれないよ?