かなり個人的な話ですが、私は非常に蕁麻疹が出やすい体質です。で、今日この記事を書いているとき、まさに蕁麻疹が全身に出ているので、そのお話。
蕁麻疹って何?
蕁麻疹は、皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり、しばらくすると消えてしまう病気を言います。
元々はイラクサ(蕁麻)の葉に触れると痒みが出たことからこの名前がついたそうです。
蕁麻疹のほとんどが痒みを伴うのですが、その痒み方はチクチクとした痒みであったり、火照ったり焼けるような感じを伴うなど、人によっても異なります。
ほとんどの蕁麻疹は、数十分から数時間で消失しますが、まれに半日や一日中続くものもあります。
なんでできるの?
蕁麻疹は、皮膚の中にある小さな血管が一時的に膨らんで、血液中の成分が滲み出たために生じます。
さらに蕁麻疹が起きる仕組みを説明すると、アレルギー性のものと、非アレルギー性のものに分類されます。
アレルギー性のもので一般的なものが、「即時型アレルギー」です。いわゆる食物アレルギーなどを原因として引き起こされるものです。特定の食物を摂取した場合にその皮膚にある細胞が反応して蕁麻疹が起きるというものです。
これに対して非アレルギー性の蕁麻疹は、その食べ物で引き起こされるというよりは、食品の食べ方や量、消化管からの吸収のされ方などに大きく影響を受けることが多いため、皮膚や血液を用いた検査では原因を明らかにすることができないとされています。
何れにしても蕁麻疹の発生機序は複雑で、一概にこれがアレルギー性、これは非アレルギー性と言えない部分もあるようです。
治療は?
当たり前ですが第一の治療は、原因を解決すること。アレルギー性のものであれば、アレルゲンとなるものを取り除く、またはそれらとの接触を避けることですね。
そしてあとは服薬治療。蕁麻疹のほとんどがヒスタミンによるものであるため、ヒスタミンの作用を抑える薬を服用することで改善を図ります。
これらの薬は効果はありますが、副作用もあります。人により眠気を生じやすいことがあり、運転などには注意が必要です。また、前立腺肥大や緑内障がある人はそれらの症状がひどくなることもあるため、これらの基礎疾患をお持ちの方は、主治医の先生と相談しながら対応していく必要があります。
私の原因は?
多分私が今、蕁麻疹になっているのはアレルギーではないと思われます。それは・・・
睡眠不足(笑)
ちょうど去年の秋にも蕁麻疹時期が到来したのですが、その時もちょうど睡眠不足がたたっていた頃です。なんでかって?独立の準備をしていたからです。
そんなわけで睡眠不足で起きることの多い私の蕁麻疹。今日は早い回復のために、しっかりと寝ようと思います。
冬になり、体調を崩す方が増えています。皆さんも健康に留意して過ごしましょう。
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
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