最近、中国の武漢地区発生し、世界に広がりを見せている新型コロナウイルス。日本でも感染者が確認されるなど、今後の拡大が心配されています。
今日はコロナウイルスとはなにか、についてまとめてみました。
コロナウイルスって?
そもそもコロナウイルスってなんでしょうか?厚生労働省のサイトをもとにまとめてみたいと思います。
そもそもコロナウイルスは、発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものは6種類あることが分かっています。そのうち、2003年に流行したものがSARS(サーズ)として知られており、その後2012年に初めて確認されものがMERS(マーズ)です。いずれもコロナウイルスが原因ウイルスです。それ以外の4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占めるなど、比較的症状も軽度です。
新型コロナウイルスって?
そしてえ今回中国の武漢市で発生しているコロナウイルスは新型であり、人から人への感染が認められています。現在他国でも同じ新型コロナウイルスの感染者が認められていますが、中国以外では人から人への感染は認められていません。
また、この人から人への感染力は解明されておらず、どれくらいの可能性があるかは不透明です。
まずは過剰に心配することなく、風邪やインフルエンザと同様に、まずは咳エチケットや手洗い等の感染症対策を行うことが重要です。とくにこの時期ですから、咳などの風邪症状は周りに溢れていますし、だれもが感染対策をおこなっておいて損はありません。
潜伏期間などの特徴は?
この新型コロナウイルスは、研究がまだ進んでおらず、潜伏期間なども明らかになっていません。ただし、他のコロナウイルスの特徴から見ても2週間程度だろうと言われています。
まだ新型であり、発見されたのが昨年12月ですから、研究も同時進行で行われており、詳細がわからない状態が続いているところと考えられます。
対応策
厚生労働省のHPには以下のような記載があります
検疫所では、入国者及び帰国者に対するサーモグラフィー等による健康状態の確認に加えて、中国からの全ての航空便、客船において、入国時に健康カードの配布や、体調不良の場合及び解熱剤と咳止めを服薬している場合に検疫官に自己申告していただくよう呼びかけを行っています。
また、国内での感染拡大防止のため、原因が明らかでない肺炎等の患者を早期に把握し、適切に検査する仕組みを着実に運用しております。
こういったところからも、国内の水際対策がいまはしっかりと取られていると考えられます。仕事などでどうしても中国へ、更には武漢市への出入りを必要とする方もいらっしゃるでしょうから、しっかりと感染対策を取られ、これ以上の感染拡大とならないよう願ってやみません。
感染対策
いずれにしても、この時期は非常に病気が流行しやすい時期です。なによりも個人個人の手洗いうがいが最優先です。各自でまずは感染対策に注意しましょう。
対岸のことと思わずに、日々の対策から。健康に暮らすことを大切にしましょう。そして、情報に踊らされることなく冷静に対応できるようにしていきたいですね。
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
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