関わる職種が多いから

今日は戸別訪問の利用者さんの担当者会議でした

関りのある施設が一度に集まるため
この時間はとても大切です

よく
「多職種連携」とか
「共通認識を持ちましょう」とか言いますが
それがなかなか難しい・・・
というか漠然としていて
結局曖昧になりやすい

今日の利用者さんは
複数の施設が関わっており
どの施設も本当に熱心で
色々工夫をしながら関わっています

しかし関わる施設が増えれば増えるほど
支援する人も増え
支援の方法も支援者の数だけ変化していきます

今回、通所施設が複数集まったので
皆さんの支援方法の統一化を図ってみることにしました

具体的に言うと
YES・NO反応の取り方です
表情や視線などでYES・NOを伝えることができる方ですが
そうなると相手によって伝わるニュアンスが変わります

そのため声掛け、特にYES・NOで答える質問の
声掛け方法を統一してみようと打診してみました。
ありがたいことに皆さん理解して下さり
これまでの声掛け方法と変わる手間についても
受け入れていただけました。

本当に統一化が図れるかどうかは
今後、経過を見ていくことになりますが
せっかく担当者会議の決まったことですから
それが本当に実行できているのか
実行できていないならば
他にもっと良いやり方に変えた方がいいのか
それをきちんと見ていく
それが大切だと思っています

ご本人の能力と
ご家族の希望と
関わる施設さんの負担や手間とを
バランスよく保てるやり方を
見つけていかなければ結局は継続できないものです

どの立場の方の意見も充分確認し
みんなが続けられる支援方法が見つけられれば良いなと思います。

ご家族や各施設がされている対応を「個」とするならば
その「個」と「個」と「個」とを結んで
その方の生活となる「戸別」へと変化させたい

これが私の訪問への想いなのです

【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。