【びぃどろ企画】カレーはご飯か飲み物か?

なんだか間抜けなタイトルをつけましたが、今日はカレーの食べ方についてのお話。

知人のカレーの食べ方解説

先日知人から、カレーを食べているシーンの動画が送られてきました。「食事解説して♪」ということ。

毎度毎度、なんでやねん

まぁいいんですが、カレーを食べているシーンを少し分析して動画にまとめました。

※動画を見られない方は、その下から説明があります。

3分半なので少し長いです

どんなことが気になるの?

人の食事場面の写真を載せるのもアレなので、図説しますけれど、こんな感じの食べ方だったんです。

こんな幼くはありませんが…

なんで唇が閉じないの?

実はこの方、「口唇口蓋裂」で生まれています。これは、妊娠初期のお腹の中で、赤ちゃんが顔を作る際に、唇や上顎の細胞同士がうまくくっつかずに成長してしまい、そのままくっつくことなく生まれるもの。

こういう赤ちゃんは、その状態によって、何度かに分けてくっつける手術が必要になります。現在は医療も発達し、審美的にもきれいに治すことができるようになっていますが、顔の問題ですから、本人はもちろんご家族(特にお母さんは)育児の際に思い悩む方も多くいらっしゃいます。

口唇口蓋裂で困ること

初めの頃はやはり哺乳に困ります。生まれたその日から哺乳が必要であっても、生まれながらに唇周りの筋肉が分かれた状態ですので、哺乳瓶やおっぱいをくわえることできません。

また口蓋裂になると上顎が分かれている状態のため、飲食物が全て鼻に流れ込むため注意が必要です。

手術により、唇の亀裂をくっつけて整えることはできますが、筋肉がうまく動かせるのには練習も必要です。また状態により手術の回数も変化するため、その都度対応が必要となります。年齢によっては、発音などへの影響が出ることもありますので、必要時には訓練を受けるなどの対応も必要です。

カレー飲んでない?

やはり、カレーというのは食べやすい、というか液状なものが混ざるので、「咀嚼しにくい」んですね。サラサラっと喉に来るため、「噛まずに飲む」という食べ方になりがちです。

けれど実際ご飯粒はそのままの形ですから、丸飲みしていることに変わりはないので、決して胃に優しいとは言えません。やはり少しは噛んで欲しい。

で、よく見ると噛む瞬間があったんです!!それはこれ!

カレーのお供

お漬物!そうか、確かにポリポリしているものが一緒だと、噛みますよね。そうかそうか。それもそうだ。

しかし、これでも1口で6回しか噛んでいません。他は3回程度しか噛んでいないところを見ると、まぁこれでも良い方かもしれません。

食習慣

噛む回数って、本当に食習慣なんですね。時間がなくて早食いな方もいますし、じっくり噛まないと食べられない方もいます。

育児中のママなんかは、隙間を縫って自分のご飯をやっつけるので、早食いになりがち。私も早食いの方だと思います。だからこそ、「噛まなきゃ」と意識して噛むようにしています。なかなか治りませんが(・_・;

けれど早食いの方のお子さんは、往々にして早食いになりやすいです。ですから、お子さんと一緒に噛む練習をすることも実は大事だったりします。

まずはゆっくり楽しく食事を味わうことから。カレーも飲まずに、食べましょう♪

動画やブログで解説します♪

びぃどろでは、こう言ったブログや動画を使って、解説の企画を行なっています。私たち言語聴覚士の知識が、少しでも皆さんの何かの参考になればと思います♪

こんな解説して♪など、いつでもお待ちしております^_^

【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。