オンラインで働き方は変わったか?

昨年4月に、オンラインでの仕事を始めようとおもったことをキッカケに、ホームページ作りなどをはじめました。実質6月からオンラインでの仕事を稼働していますが、大きく変わったことってあるのでしょうか?

仕事の内訳

私の仕事の大半は施設指導です。特に昼食のアドバイザーを行っているので、施設の昼食時間にお邪魔して、食事状況を確認し、評価・指導を行います。給食は、施設によって形態も提供方法も料金設定も異なるため、その施設で対応できる最良な食事を検討するために介入をしています。

主に昼食時間で、それも毎日ではありませんので、比較的自由な時間が多くあります。自由な時間に、それこそ自由に遊んでいるかというとそんなことはなく、こうしてブログを書いたり、YouTube(チャンネルはこちら▶)を作成したりしています。

そして、予約制の仕事の一つである戸別訪問。これはいわゆる保険外の訪問リハビリのイメージですが、医療保険・介護保険での訪問と異なり、自宅以外の施設・学校などへも個人訪問を行っています。そこでは、主に本人へのリハビリというより、家族指導を中心として、介護や療育の相談を行っています。

ここまでは、普通の働きでもあり、オンラインでの仕事ではありません。

私は現在オンラインでの事業を2種類開設しています。ひとつは「オンライン相談室ぽっぺん()」、もうひとつは「メール相談室まぁぶる()」です。いずれもオンラインができる環境であれば自宅でもどこでもできるものです。

前者はリアルタイムの1対1トークが必要なので、予約制ですし一定時間決まった場所にいないといけないという拘束時間はあります。けれど、自宅でできることではあります。後者は、時間的制約がなく、iPadと身体一つあればどこでもいつでもできる内容です。

これが私の行っているオンラインの仕事。

新型コロナウイルスによる影響は受けたか?

結論だけ言うと、今の所影響は受けていません

というか、良い影響は受けました。「オンラインだからコロナ関係なくできて助かる」とおっしゃっていただけることが増えました。そうですね、双方自宅にいながら指導を受けることができるわけですから、お互い感染症への不安を感じることなくでき、気軽にセッションを行えるようになりました。

私の一番メインの仕事である施設指導も、通常通り運用しているので特に影響はありません。いくつかの施設は外部事業者の出入りを一部制限していますが、私の場合は病院や集団活動の場への出入りが少ないことから、制限なく訪問できています。

むしろオンラインでの仕事ボリュームが増えたくらいなので、実質は好影響を受けています。

来月からオンラインでの法人向けの仕事を更に増やすので、国が推奨するテレワークをするにあたり、フリーランスとしても働ける環境が整いそうです。

私の働き方は変わってるのか?

私の働き方は、あまり多いとは言えません。セラピストの大半が病院に勤務し、一部は施設等へ勤務しています。ほとんどが勤務であることから、私のように自分で仕事内容を操作しながら、環境に応じて変化させることはできません。

病院のような大きなものが守ってくれる安心感はとても大きなものです。けれどその安心感と対象にも、今回のコロナ騒動のように、出勤自体が危ぶまれるとか勤務先の経営がダメージを受けると個人レベルでは太刀打ちできなくなります。

自分個人でも立て直せるものを持っていたい。これは今回の騒動で本当に強く感じました。

みなさんは、自分で自分の仕事を生み出すということを考えたことがありますか?わたしは恥ずかしながらフリーランスになるまでは全く考えていませんでした。フリーランスになっても勝手に仕事はやってくるとおもっていました。でも違うんですね。会社にいれば、会社が仕事をくれます。けれど会社に何かあったらひとたまりもない。自分で自分のオリジナルな仕事を作る。そんなことを始めて、日々自分の仕事に責任感が強く芽生えるようになりました。それと同時に、仕事にドキドキが生まれるようになりました。

自分の仕事をオンラインで探す。これは新しい試みかもしれません。それができる人をもっと増やしたい。今回のコロナ騒動で、本当に強く感じました。同じように働くセラピストや専門家の人たちが自分らしいオリジナルな仕事を作れるような事業を始めたい。

オンラインで時間と仕事を自由にする
「ONLINECARE」  
この事業をもっともっと広げよう。そう感じたコロナ騒動。私のやりたいことはまだまだ続きます。

【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。