西日本国際福祉機器展って?
西日本国際福祉機器展は、九州・山口地域の高齢者福祉に係わる施設関係者(介護専門職、施設管理)、 福祉用具 販売店、一般向け個人ユーザーを対象に今年21回目の開催を迎える福祉用具、福祉車両、 住宅設備、福祉関連の機器、装置、システムが一堂に集う総合展です。昨年は3日間で延べ20,069人が来場したそうです。
西日本福祉機器展はこちら→☆
毎年必ず参加できているわけではないのですが、今回は平日午後にちょっとみてきましたよ。
こどもの広場
とりあえずいつも行く「こどもの広場」へ。いつもお世話になっている業者さんがたくさん。けど、あれ?…うぅ〜ん、ちょうど昼ごはんの時間帯に行ってしまって、担当の方がほぼ不在。
1歳台のお子さんでも使える小さいサイズの車椅子。可愛いなぁ。でもこの頃って、どんどん大きくなるから、給付金で作成できるサイクルより早くサイズアウトしないのかな?と心配になりました。
安全性と、発達に合わせた調整、そして調整をこまめにしてくれる担当さんか療法士さんが必須ですね。
自助食器
自助食器のコーナーも行きました。なんか年々エリアが小さくなってるな〜(´・д・`)つまんない・・・
麺カッターがあったのですが、その営業さんと話していたのが、正直、100円ショップでも優秀なのがあるので、あえて福祉用具として購入しないといけない!というものが少なくなってきている、ということ。確かになぁ。
自助食器で以前からどうしても欲しいものがあったので、とりあえず業者さんにゴリ押ししておきました。
ノーズカットのシンプルなコップ。全介助で飲むうような方のためのものですが、以前はシリコン製のシンプルなカップがあったのですが、今は採算が合わないのか、販売されていません。これが本当に欲しい。作ってくれ〜(ノдヽ)
介護体験VR
でた!今話題のVR。
とりあえず体験。なかなか面白かったですが、本当にこれは教材一つで良し悪しが変わるんだろうな、と思いました。食事介助の指導動画もあったんですが、これもどこまで作り込めるかっていうのが重要ですね。
結局動画を作る人が専門家ではなかったら、わからないわけですから。綺麗な映像と、実際の専門知識のミックスが必要だなぁと感じました。
遠隔操作ロボ
帰り際、遠隔操作のロボットメーカーがあるのを見つけ、立ち寄りました。今回は福岡にお住まいの脊髄性筋萎縮症の女の子が、視線入力システムを使ってパソコン上のアプリを操作し、遠隔で北九州の会場にあるロボットを動かすというデモをされていました。ロボットにはスマホを取り付けてあり、そのスマホに映る画面でやりとりができます。
可愛い♪
視線入力、遠隔操作システム、色々な専門家の技術の集結でできることですね。私の利用者さんにも取り入れたい人がいて、色々と参考になりました。
まとめ
西日本国際福祉機器展は、なるべく毎年行くようにしているんですが、なんとなく年々規模が小さくなっているような?昔は介護食のメーカーさんも入ってたんでですけど、それも無くなったしなかなか難しいなぁと感じています。
とはいえ、傾向や市場のニーズと業者の提供するものの変化などをみられる良い機会なので、楽しむことができました。
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
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