最近はたくさんの種類が出ている、抱っこ紐。実は私は抱っこ紐が大好きです。今日はこの「抱っこ紐」について。
私の抱っこ紐事情
私は妊娠中、体質の関係で切迫流早産の診断を早々に受け、予定日の半年前から自宅安静になる、という妊娠生活を送っていました。
そのため、楽しいマタニティライフなんてのには程遠く、自宅で寝るか座るかの生活を送っていたのです。
自宅安静なので外出もできず、産婦人科の受診で、薬をもらいに行った帰りにちょっと買い物によるのが楽しみでした。そしてその中でも、私の一番の楽しみが「ミシン」なんです。
受診の帰りに手芸屋さんによって生地を買い、自宅でチクチクと縫う毎日(本当は寝てないといけないんでしょうけど…)
さて、そんな中よく作っていたのが「抱っこ紐」でした。抱っこ紐って結構簡単に作れるんですよね。手作りで一般的な、スリングやサラシ、メイタイなどを作るのが精一杯だったんですがそれでも最終的に8本も作っていて、その日の用途や服装の色に合わせて楽しんでいました。
背中でぶら下がる赤ちゃん
ある日、市内の屋内遊具広場で子供と遊んでいた時のこと、目の前にいた知らないパパさんが、おんぶ紐で赤ちゃんをおんぶしながら、お姉ちゃんと遊んでいました。よく見ると背中の赤ちゃん、おんぶ紐がはずれてぶら下がっています!!
すぐに赤ちゃんが落ちそうですよとお声掛けすると「大丈夫です。落ちません」と言うのです。
それでもしばらくしてもずっとそのまま。腰のバックルははずれていて赤ちゃんがぶら〜んとしていて、とっても怖いので、係の人にお声をかけました。
すると係の人から「何人からも言われてお声かけてるんですけど、直されないんです」とのご返答。なんてこと!
お母さんの肩痛そうよ?
それと最近の抱っこ紐って、バックルがいくつもついていてとってもスタイリッシュなんですが、正しく調整ができていないなぁと言う方も多い印象があります。
例えば、赤ちゃんを抱っこ紐に乗せた後、両肩を繋ぐベルトをママの背中でバチンと留めるタイプの抱っこ紐が多いのですが、あのバックルの位置…とっても肩が痛そう。
あのタイプの抱っこ紐って、本当はバックルをもっと下で留めないといけないんですが、なかなかそれってみんな出来ていない印象があります。
まずは正しい使い方を
どんなものでも正しく使えないと、何かしらのデメリットがあるものです。抱っこ紐でいうところのデメリットは「赤ちゃんが落ちる」または「お母さんが身体を痛める」というもの。
どっちにしても良いとは言えないですね。
抱っこ紐の使い方のイメージとして、「ママが楽じゃない抱き方は、赤ちゃんも楽じゃない」という考えがあります。
抱き抱えるときにちょっとでも違和感を感じたら、一度正しく使えているか、見直してみるのが良いでしょうね。
だっこ紐が必要な期間は限られています。抱っこしている時は重くて「早く歩けるようになってくれないかなぁ…」何んて思ったりしますが、それが過ぎると抱っこしたくてもさせてくれなくなります。
お子さんがまだ抱っこをおねだりしてくれるうちに、思いっきり抱っこを楽しみましょうね♪
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
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