【びぃどろ講座】性教育はいつから?

子供への教育って難しいですね。私も育児をしている身ではありますが、毎回悩んでは反省し、を繰り替えしています。

今日は私の考える育児の中で、重要にしている1つの要素である「性」についてのお話です。

子供に絶対に教えたい3つのこと

私が子供に教えるべきこととして上げる3要素があります。

「生死」「性」「お金」

この3つについてきちんと学ぶことが大切だと考えているため、私の子どもたちにはかなり早い段階から、こういった話は包み隠さず言うようにしています。

性教育についても隠すことなく話をしてきたのですが、なにかいい本がないかな?とおもっていたところ、こんな本に出会いました。

幻冬舎 「赤ちゃんはどこからくるの?」 のじまなみ著

どんな本?

この本を読んで学んだことは以下の通り。

この本で学べること

①男女の身体と心の成長の違いを学べる
②生まれるってどういうことか学べる
③性被害とは何かを学べる

今日はざっくりと内容についてご紹介します。

男女の心と身体の違い

当然ですが、男女は身体のつくりが大きく違いますね。それが「どうして違うのか」「どんなふうに違うのか」について、子供でもわかるように解説してくれます。

この本の解説のなかで、一番良かったと感じた部分は「良い質問だね!」というフレーズ。
子供が大人にとって返答がしにくいことを質問したときに、困った顔をしてしまったり、「そんなこと知らなくていいよ」と返事をしてしまったことないですか?

そうなると子供は「大人にとって嫌なことなんだ」とか「聞いてはいけないことなんだ」とおぼえてしまいます。すると誤った知識を持ってしまったり、隠そうとしてしまうことがあります。

ですから、こどもに正しい知識を伝えてあげるためにも、こどもが質問しやすい環境をとなるように、子供の言う「ドキッとするような質問」に対しては「良い質問だね!」と言って答えてあげえましょう。

生まれるためには?

性教育の本には、受精の仕組みなどを詳しく書いてある本と、あまりにもぼんやりと書いている本が多く、私として「ちょうど良い」本がありませんでした。この本では、このあたりも正確かつ淡白に描いてあるため、非常に読みやすいと感じました。

また子供にも理解できるようにしてあるところもGOOD。

こういうの待ってた〜♪

性教育の中でも、受精までの過程を伝えるって、ちょっと恥ずかしい。けれど、これをきちんと伝えられるということは、子供は愛情のもとで生まれてきたんだと言うことを知る、に繋がります。

ちょっと照れくさい内容でも、子供にとっては生まれてきた意味を知る上で大切な経験。恥ずかしがらずに親子で話すきっかけになったらいいですよね。

性の被害者・加害者とならないために

男の子だから加害者・女の子だから被害者というわけではなく、性別の違いによるトラブルはつきものです。ですから、これらがなぜ有るのかを知るためにも、性教育は必要です。

また最近ではスマホが普及し幼い子供でもインターネット検索が気軽にできるようになりました。

そのため、性に関するトラブルが増えていることも事実。スマホの使い方、インターネットの使い方、性に関するトラブルがどうして起きるのか。こういったこともきちんと伝えられるようにしないといけませんね。

LGBTのこと

また、わたしの身近にはいないため(知らないだけと思いますが)、私もあまり詳しくはないのですが、LGBTについても少し触れられています(1ページだけ)。LGBTというものが有るんだ、とか、自分の性に疑問を感じたときに気軽に聞けるようにすることを目的にすればいいな、と思いました(本人が知りたくなったらいつでも調べられる時代ですしね)。

性を学ぶこと

性を学ぶことは生を学ぶことです。これを子供に伝えられるような本。これまでもいくつも読んできましたが、今回のは私の中で大当たり。子供の手が届くところにおいておこうかな?と思います。

子供への教育って難しいですよね。でも、大切なことを1つずつ届けていけたらいいなと思います。

【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。