今日は世話人を任せていただいている下関医療・介護ネットワークと、山口県看護協会下関支部・豊浦支部との合同研修会に、参加してきました♪
退院支援
今回の研修会のテーマは「退院支援」。
第一部は、市内の地域包括支援センターがどのような役割を持っているのか、そして病院とどのような連携が期待できるのかについてのお話がありました。下関市は市町村合併があったため、市の面積が広くなっており、12箇所の地域包括支援センターを設置しています。各センターの担当地区の説明や、実際の事例を通してセンターの役割について説明をしていただきました。
その上で、事例検討とグループディスカッションになりました。病院勤務の看護師さんの中には、地域包括支援センターってなに?と思われる方も多いかと思います。そう言った方にとっても、退院支援までの流れ、退院後の関わりについてディスカッションを通して理解を深めていただきました。
そして第二部は、認知症の方とそのご家族を対象とした多職種による退院支援、ということで市内の済生会豊浦病院での「おかえりプロジェクト」という取り組みについての発表がありました。
この「おかえりプロジェクト」とは、もともと精神科の認知症治療病棟に所属する作業療法士さんが開発されたものです。自宅復帰を目指す認知症患者とその家族に対し、包括的かつ機動的に在宅復帰支援するプログラムです。今回は、それを市内の一般病院が、その病院向けにアレンジした取り組みについての発表がありました。
この病院では、回診や院内研修を通じて、認知症症状の悪化予防・入院早期からの退院支援に取り組むために、多職種で認知症ケアチームを作って行われています。正しい知識を持ったメンバーによるチームですから、本人・家族の視点に合わせた介入が行われ、退院後の生活を想定したアプローチを行うことで、BPSDの軽減と本人・ご家族が満足できる自宅退院へとつなげていける。そういう取り組みが行われています。
今回は市内の作業療法士さんによる発表だったのですが、やはり専門とされている方の話は非常に奥が深く、興味深く学ぶことができました。
今日の流れ
両テーマともに、事例の提示とグループワークがありました。私は今回、世話人ということもあり、ファシリテーターをまかされたのですが…。事前打ち合わせに、家庭の事情でなかなか参加できなかったため、かなり不安な状態で参加。とはいえ、グループの方皆さんから、意見を上手く話していただけたのでどうにかこうにかまとめることができました(・_・;みなさんご協力ありがとうございました。
親睦会
今回は、そのあと親睦会もありました。今年度から理事になった会ですので、親睦会も初めて。
おぉ、大きな会場だ(・_・;緊張するわぁ・・・。
この医療介護ネットワークは、市内の医師、歯科医師、薬剤師、ケアマネジャーや看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、医療相談員、さらには地域包括支援センター職員や市役所職員に至るまで、いろいろな職種の有志団体です。ですから、関係先も非常に多く、本当にたくさんの立場の方が来られます。まだまだ慣れない私ですが、先生方についていきながら、どうにか楽しく学ばせてもらっています。
さて、楽しく美味しい時間も過ごせましたし、また明日から頑張ろうと思います。
みなさんありがとうございました♪
【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。
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