【びぃどろ講座】雨の日の窓辺の遊び方

育児をしていると、日々遊び方に悩むこともあるかと思います。今日は雨の日ならではの窓辺での遊び方についてです

台風がきた

ちなみにこの記事を書いているのは、まさに台風接近の最中です(笑)雨の日って子どもは退屈にしてしまうし、窓も締め切ってしまうので閉鎖的になりますね。台風がくると、風の音も強く、怖がるお子さんもいらっしゃるかもしれません。そんなお子さんでも楽しめる遊びはないかな?と、少し考えてみました。

遊びのポイントは、やはりいつもの『五感を刺激しよう』です。

窓辺で遊ぼう

雨を一番感じられるのは窓辺。ですから、敢えてカーテンを開けて窓の外を見て、雨を感じる遊びをしてみましょう。

とはいえ、濡れるのは何かと大変ですから、あくまで窓を閉めたままできる遊びを考えてみました。

触れる

やはり簡単なところで窓ガラスに触れましょう。ひんやりとして気持ちいい?冷たくで驚く?そんな温度感覚を刺激することも大切。バシバシと叩いてはあぶないよ、ということも教えましょう。
雨水がぽつぽつとあたるのでれば、それを指で差したり、垂れる水の跡を指で追いかけましょう。

また「触れる」というと、手で触れることばかりが思い浮かぶかもしれませんが、他の場所でも触れられるんですよ。

例えば頬。ひんやりとして気持ちがいいですね。
そして背中。窓を背もたれにして座ってみましょう。
足の裏。手と感じ方の違いを経験することも良いでしょう。

濡らす

霧吹きを用意して窓ガラスに水を吹きかけてみましょう。近くから吹き付けたとき、遠くから吹き付けたときで水滴の大きさが違うことがわかりますか?吹き付けた水滴の上をさらに指でなぞってもいいですね。

また、手に水をつけてそのまま窓に触れてもいいでしょう。手形が付くかな?水が垂れるかな?ママの手と大きさが違うかな?など、水を使った体験は無限大ですね。

貼る

濡らした窓に、紙やビニールを貼りつけてみましょう。折り紙などを貼りつけると、窓が一気に華やかになりますね。ちょっと紙が水でくっついた後を片付けるのは大変かもしれませんが、ときどきだったら面白いかもしれません。

あとはビニール袋や、サランラップ、クッキングシート、ワックスペーパーなどは、濡れてもぐちゃぐちゃにならない為、使いやすいですよ。袋にマジックで絵をかいて、それを濡れた窓ガラスに貼り付ける。そんな遊びも楽しいです。

拭く

さんざん濡らして遊んだら、拭いてしまえばいいのです。お掃除だって一緒にできれば楽しいものです。タオル一枚持たせれば、自分で作った水の手形や水滴の道筋が、消えていくのを楽しみましょう。自力でできないお子さんであれば、タオルで拭いたら消える様子を見せればいいのです。

「あれ?拭いても消えないよ?あ、お外の雨の方だった」

そんな窓ガラスの裏表の違いを混ぜ込むのも、新たな経験かもしれません。誤飲等の不安がないお子さんでしたら、重曹水などを使って、本格的なお掃除をしても良いですね。きっと窓を拭いた後は、そのまま床掃除になるかもしれません。そうすればお家がピカピカになるし、お子さんとの交流ともなるし、一石二鳥?になるかなぁ?(笑)

音を聞く

敢えてテレビや音楽を消して、窓に耳をつけて、外の音を聞いてみましょう。雨音が聞こえますか?風の音も聞こえますか?

五感を体験

雨でじっとしている日。窓辺に座るだけでも実は五感を刺激することができるって、少しはお伝えできたでしょうか?

雨の日になると、じっとテレビを見るばかり、なんてこともあるかもしれまっせん。けど、普段見ることが無い窓の外を見ながら、敢えてカーテンを開けて五感遊びをすることも楽しいものですよ。

あ、五感と言えば「味覚」を忘れていましたね。

しっかり遊んだ後は、窓辺に座って、美味しいおやつを食べてみてくださいね。

【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。