【びぃどろ日記】小中学校休校に思う

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、2月27日に政府が全国の小中学校や高校などの臨時休校を各地の教育委員会などに正式要請しました。

今日はそのお話

どうなる、こどもの行き先は

わたしはワーキングマザーですから、子どもがいます。わたしの子どもたちの行き場も、もちろん政府のこの要請に対して、各自治体がどうするかを判断し、決定がなされます。

いろいろな行事やイベントがことごとく中止になっているところを見ると、こうなるのも当然ではありますが、やはり全国とほぼ同様の対応をすることになりました。

政府からの要請があった翌日、わたしの暮らす自治体では市長からこんなコメントがありました。

市長のコメント

新型コロナウイルス感染症に対する下関市の対応について

昨日の安倍総理からの小学校・中学校・高等学校及び特別支援学校における臨時休業の要請を受け、本日早朝より教育委員会と協議を行いました。

また、市役所幹部を招集し、「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を午前午後と2回開催しました。情報共有を行うとともに、以下のとおり方針決定しました。

●市立の小学校・中学校について
3月2日(月)は通常どおり登校し、休業期間の過ごし方等の指導を行った後、午前11時に下校します。以降は3月26日(木)まで臨時休業します。また、卒業式については、現時点では内容を縮小して実施する予定です。

●下関商業高等学校について
3月2日(月)から当面の間、臨時休業とします。

●市立の保育園・こども園・幼稚園について
通常通り開園します。ただし、幼稚園については、学校の休業に伴い学校給食が中止となるため弁当を持参していただく必要があります。
私立については、市に準じた対応を行っていただくよう要請します。

●放課後児童クラブについて
3月2日(月)は下校時間より受け入れを行います。3月3日(火)以降は13時から18時30分まで受け入れを行います。特にご心配をされておられる共働きやひとり親家庭へ少しでも配慮ができるよう努めていきます。

私は本日市議会において、令和2年度当初予算の施政方針演説を行いました。
演説の最後に新型コロナウイルス感染症における本市での現状について報告するとともに、市議会と執行部が一丸となって対応に当たるようお願いしたところです。
 
市民の命を最優先に考え、感染防止に全力で取り組んでまいります。市民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

下関市長 前田晋太郎

保育園を閉園しなかったのは、共働き世帯へのダメージをへらすためだとは思いますが、なかなか急な決定に、全国同様に市内も大パニック。

同じ働くママ友とのLINEグループでも、預かり合いながら乗り切ろうと話したりしています。

だいたいどこの自治体も同様でしょうね。

気になること

一番きになることは、子供のメンタルケア。わずかな環境の変化や、大人がバタついている様子というものを子供は敏感に感じ取ります。わたしの子供は結構敏感な方で、わたしの様子を伺っているのがよくわかります。

ですから、子供のためにも自分のためにも、せっかく休みなのだから、わたしができる範囲で、通っている場所では学べないことをとことん教えてあげたいな、と思ったのが本音。子供たちと普段一緒に居られない分、しっかり肌に触れ合って、遊んで学んで。そんなすごし方がしたいな、と改めて感じました。

働き方

けれど実際に普通の勤務をしているママだったらどうでしょう?もしパートタイマーなら、仕事に行かなければ無休になります。正社員であったら、出勤が難しい。結局の所、働くママにとって、この状況は本当に辛いものがあります。

そんななかわたしがどうしてこうやって子供とかかわれているのか。

それはオンラインでの在宅ワークを抱えているから。

そもそも、施設アドバイザーを基本スタイルにしているので、実際は施設訪問をしないといけません。我が家は、義実家と隣接しているため、施設指導の1〜2時間だけあずけるということがかなりしやすい環境であると言えます。

でも万が一それすらできなかったら無給かな?というとそうでもありません。オンライン指導・オンライン相談室を設けているので、言えの中から個人向け・施設向けへアドバイザーとしての指導や訓練を行うことができます。

まだ生活するには十分といえる金額ではありませんが、それでもこんなご時世でさえも、安定的に仕事ができるという環境をつくれていることは本当にありがたい。

テレワークの行方

今後、この騒動を機に在宅ワークを導入する会社が増えることは予想できます。それを個人として、いち早くはじめることができたのはわたしにとって本当に財産でもあります。

そうなると、もっと困っている利用者さんに届けたいと思うと同時に、もっと働きたい専門職の人へと届けたいと強く思うのです。

新しい働き方をつくること。コレはわたしの目標です。

新しい働き方で、日本を変えたい。そしてSTの未来を変えたい。わたしにできるかな?いええ、やろう。絶対に。

【長岡菜都子(だんらんコーディネーター)】
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の国家資格を所有。病院勤務を経て、訪問看護ステーションに入職。以後12年間で、訪問リハビリテーションを学ぶ。対象は乳幼児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱えながらも、にいかにして家族とともに充実した温かい生活を送れるかにこだわり、支援している。
現在は病気や障害を抱える当事者に対し、『個別』ではなく、家庭や関係施設へ『戸別』に訪問し、主に「はなすこと」「たべること」に関する、赤ちゃんの育み支援、こどもの学び支援、成人・高齢者の生活支援を行っている。
その他、医療・福祉・介護・教育施設等への外部講師等も行い、「はなすこと」「たべること」のバリアフリーを目指し活動中。